短答試験の得手不得手

弁理士を目指している方で、短答試験が苦手で合格したことがないという方や、短答試験に合格する年もあれば不合格になる年もあって安定しないという方がいるようです。

確かに、暗記が不得意な方もいるでしょうし、単純に能力的な要因があるかもしれません。しかしながら、短答試験に合格しやすくなる勉強法があるようです。今回は、短答試験に向けての必勝法について、見ていきましょう。

短答試験の勉強法

短答試験の試験科目は、特許・実用新案、意匠、商標、不正競争防止法・著作権法、条約です。特許・実用新案だけが20問で、他の科目からは各10問が出題されます。平成28年からは、合格基準点以上の点数をとり、かつ、原則として各科目について40%以上得点していること、が条件になりました。つまり、まんべんなく勉強しておく必要があります。

試験範囲が広いので、資格予備校の基礎講座を受けた上で、短答試験向けの講座を受講するのが合格への近道です。まずは、講義を聴きながら資格予備校の短答テキストの内容を理解し、講師の話に基づき適宜書き込みをしていきましょう。これらのテキストは、試験まで繰り返し見直します。条文を覚える必要もありますので、講義に沿って条文を確認すれば、理解しやすくなります。 

秋以降は過去問を解き始めます。このとき、問題ごとではなく枝ごとに、自分の理解が正しかったかどうか確認しなければなりません。理由付けも合って初めて正解、とします。1回過去問を解き終えたら、2回目は間違った枝のみを解いていきます。3回目、4回目になると、間違った枝はかなり減って、短期間で終えることができるでしょう。

直前期の勉強法

実は、直前期の勉強が最も重要と言っても過言ではありません。短答試験の範囲は非常に広いため、何もかもを理解し暗記するのは至難の業です。すなわち、覚えたところをできるだけ忘れないようにする、忘却と記憶力との「戦い」です。

受験生であれば、ゴールデンウィークは全て、短答試験の勉強に費やしましょう。可能であれば、有休を取って、10日間くらい集中してやる方がよいでしょう。さらに、試験前の数日は、仕事を休んで、見直しに専念するのが合格への鍵です。短答試験でも、ここ数年の合格率は約10~15%であることを忘れてはいけません。 

試験前日までに、試験当日に見直すものをまとめておきます。

試験当日

試験当日は、簡単に見直しを行います。3時間半の試験ですので、試験途中でガソリン切れにならないよう、必死に見直しを行うのはやめましょう。

これまでの試験勉強で疲れが残っている場合は、試験会場で栄養ドリンクを飲むのもいいかもしれません。

わからない問題は、印を付けるなどして、後で解くようにしましょう。短答試験は満点を取れる試験ではなく、解答速報を出す資格予備校ですら解答を間違えたりするのです。わからない問題は、そういう問題だと割り切りましょう。

さいごに

弁理士試験の受験生は、企業に勤めている人か特許事務所に勤務している人がほとんどです。一方、短答試験の問題は、細かいところまで問われることが多く、どれだけ知識を頭に詰め込めるか、が勝負です。

1日仕事をすると、せっかく前日まで必死に覚えたことがかなり飛んでしまい、非常にストレスを感じます。 

現在の制度では、短答試験は一度合格すると翌年と翌々年の受験を免除され、論文試験及び口述試験の対策に専念できます。 

短答試験合格者は、そのような苦しさを乗り越えたのだと考え、全力で試験勉強に取り組みましょう。

知財業界の転職では、弁理士試験に合格されている場合は、やはり圧倒的に有利です。

ぜひ良い結果を頂けるように、しっかり事前準備に取り組んでくださいね。


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