特許事務とは?

特許・実用新案・意匠・商標という言葉を耳にされたことが有ると思います。これらを保護する権利は知的財産権と呼ばれていて、それを主張するために、特許制度に基づいて行われる特許出願手続きに関する事務が、特許事務の主な仕事です。

出願手続きといってもただ申請して終わりではなく、権利を得るまでの過程や得た後にも、クライアントおよび特許庁、外国特許事務であれば海外の特許事務所や法律事務所とも様々な手続きややり取りが必要となります。弁理士や特許技術者からの指示を受けてクライアントへ連絡したり、書類にミスが無いかをチェックしたり、手続きにかかる費用を計算し請求書を作成するなどの業務も有ります。

各国の特許制度や特許法を学ぶことは必須!

国内特許事務と外国特許事務とチームが分けられている特許事務所もあるようですが、いずれの場合にも、基本的な特許制度や特許法についての知識が要求されます。出願期限や書類の体裁等、法律に則った細かい規定が有り、知識が無いと仕事になりません。最初から全部の過程の事務を任されることは無いと思いますが、それでも学ぶことはかなり沢山有ります。知識欲旺盛な方や、法律の文言を読むのが苦にならない方には向いているのではないでしょうか。

また、外国特許事務を担当する方は、英文ビジネスライティングに長けていたり、英文書類を難なく理解できたりする程度の英語力が必要になります。欧州特許庁や米国特許庁のホームページに記載されている情報を確認する必要も頻繁に有りますし、海外の事務所から届く英文レターを正確に翻訳して弁理士に伝える他、英文出願書類の内容をチェックする業務も有ります。恐らく、TOEICだと800点以上は有ったほうが良いのではないかと思います。

期限と誤記には要注意

特許事務の仕事をしていて、一番気にしなければいけないのが『期限』です。様々な手続きには法律で定められた期限が有り、それを渡過してしまうと権利を取得することができず、クライアントから損害賠償を請求されるなど、取り返しのつかない事態に発展する可能性もあります。

勿論、一人で全部管理するわけではなく、どこの事務所でもトリプルチェック以上はする厳重な管理システムが有りますが、期限に対する意識は本当にしっかりと持っていなければいけません。

設定された期限までに、弁理士がクライアントと協議したり、出願書類に修正をかけたりするので、それに必要な時間を確保するため、事務処理にはスピードが要求されます。同時に複数の案件を担当するので、優先順位を明確に定めて対応する必要が有りますし、クライアントとコミュニケーションを上手く取ることも期限内にスムーズに手続きを進めるために必要なスキルかなと思います。

また、書類に記載されている内容が合っているのか、非常に細かいレベルで一字一句間違わないようにチェックするのも仕事のうち。例えば、「、」と「,」、「1」と「1」の違いなど。書類と何時間も向き合うのが苦にならない方、集中力が続く方でないと正直苦痛な仕事です。

でも、特許事務をしていると、最新技術やデザインに触れたり、面白い発明を見たりする機会が有り、外国の事務を担当すれば海外の弁理士の方とお話しできる機会も有ります。知識欲旺盛で、集中力が有り、正確な方にとっては、とてもやりがいのある仕事ではないでしょうか?

これから特許事務を初めてみようと思われている方、現在既に特許事務として活躍されていて更にキャリアアップを希望される方、ぜひ弊社のキャリアカウンセリングを受けてみられてはいかがでしょうか。


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